12/23 今年最後のY先生のお稽古に行ってきました。
三絃「鉄輪(かなわ)」(本手)
生徒さんからのリクエストで、萩原正吟先生校閲の楽譜による「鉄輪」。
3月に、生徒さんが私の所属とは関係のない勉強会で演奏される曲です。
大勢で本手を弾く中、一人で替手を担当されるとのこと。
そのため、まずは本手をきちんと勉強したい、というご希望でした。
私はこの曲を初めて勉強します。
能の謡い物で、内容はおどろおどろしく、重みのある世界観。
1か月ほど前から本手と替手に少しずつ取り組み、
「どうすればこの重さのある声が出るのか」を考えながら、
重心を下に、背中から声を出すことを意識して試行錯誤していました。
先生からは、
「歌はきっちり付けられている。歌詞もちゃんと伝わってくる」
と評価していただいた上で、
さらに良くするためのポイントを教えてくださいました。
それは、前の音とのつながりと余韻を感じながら弾くこと。
前の音を感じて次につなげる意識を持つことで、
体が自然につながり、音もタイミングも良くなる。
スリやハジキもなめらかになり、
「チーンリーンリーン」「テーンツトーン」も
ぶつ切れではなく、流れとして聞こえるようになりました。
また、言葉の始まりや場面が変わるところでは、
感情をしっかり込めて、
子音と母音をいつもよりはっきり分けて歌うと、
謡い物らしさがぐっと増す、ということも。
替手の裏拍について質問したところも、
「ン・タ・ン・タ」と撥を上げすぎず、
前の音とのつながりを意識することで、
途切れなくなる、というアドバイスがとても腑に落ちました。
いつも自分の音をよく聴くことが大事ですね。
箏「PRIZM」
吉崎克彦先生作曲の箏独奏曲。
4月頃から少しずつ練習してきましたが、
独学では限界を感じていました。
譜読みは最後までできたので、
「今年のうちに一度見ていただこう」と今回持っていきました。
先生からは、
最後の猛スピードのシャシャテンでは、
また、最初の細かい16分音符で
人差し指を引っかける部分が弾きにくそうに見える、
と言われ、先生のお爪と比べてみると、
自分の爪がかなり大きく、指からだいぶ出ていることに気づきました。

今使っている爪は、
5年ほど前に百貨店の和楽器店で勧められたもの。
宮城曲に向いている、音がよく出る爪だそうで、
確かにきれいな音が出るので、本番でも使ってきました。
ただ、宮城型は少し大きく厚みがあり、
細かい動きには向きにくい面もあります。
先生は「吉崎爪」という、
吉崎先生オリジナルの爪を使われていて、
中指と人差し指の爪が少し小さく感じました。
自分の技術的な面もあると思うので、爪を替えたから劇的に変わるかどうかは分かりません。
それでも、今の自分の課題に向き合うために、道具の力も借りてみようと思いました。
この爪なら小回りが利きそうだと感じ、早速注文することにしました。
帰り道の阪急百貨店前はクリスマスムード一色


今年を振り返って
今年は、久しぶりに三絃を人前で弾く経験をしました。
豊中三曲、勉強会、百花会。
どれも、今の自分にとって大切な経験でした。
また来年も、自分のペースで新しいことに挑戦していこうと思います!
