百花会三絃勉強会に、初めて参加しました。
百花会は、3〜4ヶ月に一度のペースで、
三絃を好きな人が集まり、参加者の前で演奏し、
聴いていただくことで成長できる貴重な会です。
初心者の方もベテランの方も、流派や所属を問わず、
三絃を勉強したい方ならどなたでも参加でき、
間違っても、止まっても、弾き直しても、誰も怒られない。
皆さんが応援する気持ちで、温かく耳を傾けてくださる勉強会です。
自分でリサイタルやライブを企画しない限り、
お三味線を一人で人前で弾く機会は、実はそれほど多くありません。
だからこそ、このような場は本当に貴重だと感じます。
この百花会の存在を知ったのは、
3年前、Y先生のところで三絃のお稽古を始めて間もない頃でした。
先生から
「三絃を人前で弾く勉強会があるけど、どう?」
と声をかけていただき、その後も何度も勧めてくださいました。
その後も、一緒に弾こうと声をかけてくださる方はいました。
出演したい気持ちがなかったわけではありません。
ただ、親族の入院があり、その後に自分の手術、夫の長期療養と、心身ともに落ち着かない時期が続きました。
予定が合わなかったというよりも、気持ちが前に向かず、新しい一歩を踏み出す余裕が持てなかった、というのが正直なところです。
また、前の社中を辞めてしばらくの間は、
知らない人が多い場所へ行くこと自体に気後れしてしまい、
前向きに新しいことに挑戦する気持ちになれずにいました。
至近距離のライブで極度に緊張し、手汗が出て手が震えてしまった経験や、
昇格試験で緊張しすぎて声が思うように出なくなった記憶がよみがえり、
「何かやらかしてしまうのではないか」という不安が先に立つようになりました。
人前で一人で三絃を演奏することに、なかなか自信が持てなかったのです。
今回参加することになったきっかけは、
火曜日の社中勉強会で「遊廓」の三絃パートを引き受けたことでした。
その一歩を踏み出せたことで、
「せっかく練習しているから、この曲で百花会にも出てみようよ」
とお誘いいただき、少しずつ気持ちが前を向き始めました。
歌がないこと、箏や十七絃も一緒であること。
そんな、いくつかのハードルが低い条件にも背中を押され、
思い切って百花会に参加することにしました。
5年ぶりに人前で三絃を演奏した社中勉強会では、
心配していたようなことは起こらず、
「もしかしたら、いけるかもしれない」
そんな感覚に変わっていきました。
今日も、過度に緊張することはなく、
知らない方も多い中でしたが、
皆さんの温かいまなざしに包まれて、
今の自分なりに一生懸命演奏することができました。
演奏後には、先生や他の方から
「とてもよかったよ」
「すごく難しそうな曲ですね」
と声をかけていただき、
少しずつですが、前向きな気持ちを取り戻せそうだと感じています。
みなさんの演奏に刺激を受け、
これからのお稽古への大きな励みになりました。
最近、だんだんと過去のことがふっきれてきて、
新しいことにも前向きに取り組めるようになってきました。
次回は3月だそうです。
また一つ、自分なりの一歩を踏み出せたらと思います。
12月19日プログラム
大阪市西区の楽器店3F
開演11時~終演15時30分
黒髪
鶴の声
夕顔
石橋
遊廓
~昼食~
四季の眺
蕾の梅
舟の夢
名所土産
いささむら竹
七小町
ままの川
里の春
越後獅子
