3/10 3月1回目のお稽古
3月1回目のお稽古に行ってきました。
「新娘道成寺」と「手事」は、お稽古ではすでに終わっている曲ですが、最近は日々の練習として、気になる部分を取り出して練習しています。
細かく練習していると、「ここはどうしたらいいのだろう」と気になるところが出てきます。
今回は、その部分を先生に見ていただきました。
三絃では、
歌をなめらかにするにはどうすればよいのか。
手がぎこちなくならないためにはどうしたらよいのか。
箏では、
シャシャテン、コロリー、トテトテなどの流れを、どうすれば自分の納得のいく音のつながりにできるのか。
客観的に見ていただき、アドバイスをいただきました。
三絃「新娘道成寺」
前歌2ページ(転調前まで)を見ていただきました。
二の糸から三の糸に移るとき(例えば 七→1)
三の糸は、自分で叩こうとするのではなく、重力に従って撥を下ろすだけ。
三のツボの移動(例えば 2→5→7)では、5に力が入りやすいので、
スッと力を抜くこと。
指や肘に力を入れて動かすのではなく、
体の奥からツボを動かす感覚が大切だそうです。
また、
「5」だけを弾いたときと同じ感覚で、
2→5→7と弾いたときの「5」が弾けているかを確認する。
ハジキも、力まず軽く。
歌については
高い音は柔らかく、戻る音はしっかり。
お腹に力を入れながら、口は柔らかく。
例えば、1→五→1の音程は五はグッとお腹に力を入れて、次の1は優しく。
箏「手事」「メモリー童」
宮城道雄 作曲「手事」1~2ページ
箏も同じで、
どの音を大切にするのかを考えること。
体の奥から音を出す。
親指だけで弾かない。
八巾 七為 六斗…と続く「トテトテ」で、中指の音が滑らかにつながって聞こえないのが気になっていました。
原因は、
中指がきちんと絃の向こう側まで来ていなかったこと。
そこを意識して直すと、自分でも納得できる音のつながりになりました。
「手事」の気になる部分を見ていただいたあと、
10月の発表会で演奏する、吉崎克彦作曲「メモリー童」も見ていただきました。
まず1箏をざっと弾いたあと、2箏の役割や全体の流れについて説明を受けました。
三絃も箏も、今回のお稽古で改めて感じたことがあります。
それは
その音だけを弾いたときと同じ位置に、
指や肘、体が来ていることが大事
ということです。
空振りしたり、かすったり、良い音が出ないときは、
その音を一音だけ弾いてみる。
そして、同じ手の形になっているか確認する。
歌も同じです。その口の形になっているか。
シンプルですが、とても大切な練習だと思いました。

長年の疑問だった「お腹の力」
お稽古ではよく
「お腹に力を入れて」
と言われます。
でも私は、なぜかお腹に力が入らず、
何十年も「なぜだろう」と考えてきました。
母音法、口の中の形、鼻腔の響き、腹筋…。
いろいろなボイストレーニングも試しました。
それでも、なかなか声が出ませんでした。
最近になって、ようやく自分なりの答えにたどり着きました。
それは
骨盤と姿勢です。
私はかなり反り腰で、
その姿勢が、お腹に力を入りにくくしていたのだと思います。
腹筋だけではなく、
骨盤を立てて体幹を安定させること。
そこを意識してトレーニングを始めてから、
体幹が少しずつ安定し、
お腹にも力が入りやすくなってきました。
すると、声も以前より
ポンと出やすくなってきたように感じています。
まだまだ途中ですが、
音・姿勢・体幹がどうつながるのか、これからも試しながら研究していきたいと思います。
