9月2回目のお稽古「新娘道成寺」「狂詩的ミューズ」

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9/9 9月2回目のY先生のお稽古に行ってきました。

9月はお稽古を3回に増やしました。

三絃「新娘道成寺」(手事~最後まで)

基本の再確認
  • 撥は薬指と小指側の手首からふわっと持ち上げて、ストンと下ろす。
    撥先は真上ではなく自分の体の方へ。持ち上げる時は背中を使う。
  • ツボ移動は指先だけでスゥーっと。
    とくに高い音に移動する時、腕に「ウッ」と力を入れない。
  • 撥は「上げて下ろす」だけ。下ろす瞬間に力を入れない。
  • 半拍前に撥の準備をし、その時に体幹も整えておく。
  • スリ・ハジキ・うち指で次の撥の準備を忘れない。

自分では前回の注意を守っているつもりでも、お稽古に来るとまだまだだと感じます。
一つに気を取られると別のことを忘れてしまい、すべてを自然に体に取り込むには時間がかかりそうです。
一音を出すだけでも両手や体の中で意識することが多く、それだけフォームの大切さを実感しました。

そして気づくのは、いつも言われることはだいたい同じだということ。
どの曲を弾いていても、結局気をつけることは共通しています。
曲ごとに違う難しさがあっても、良い音を出すためには「基本の型」と「フォーム」がすべての土台になるのだと思いました。

箏「狂詩的ミューズ」

先生の十七絃と通して合奏しました。

  • 三絃と同じく「弾く半拍前」に体幹の準備をする。
  • 指だけで弾かず、体幹を使って体の中から音を出す。
  • 大切なのは、良い音を正確なタイミングで出すこと。
    そのためには、手首や指が正しい角度で動いている必要がある。

箏も三絃も、Y先生は「お稽古に来るたびに良くなってきているよ!」と褒めてくださるので、少しずつ前進できているのだと感じます。
自分でも、音のつながりが少しずつ変わってきたように思います。

身体のメンテナンスについて

お稽古から帰ったら、だいたい整骨院に行きます。
今日も行ってメンテナンスしてきました。

整骨院で肩甲骨や首の矯正を受けてから歌ったり演奏すると、弾きやすく声も出やすくなります。体幹が整い、肩甲骨がしなやかに腕や指と連動することは演奏に直結していると感じました。

マッサージで一時的にほぐすだけでは不十分で、正しい位置に骨を戻す矯正こそが大事だと思います。筋肉の可動範囲が狭いと別のところに無駄な力が入り、やがて固まってしまう…。
そんな悪循環を防ぐことが、良い音や自由な表現につながるのだと改めて思いました。

結局すべては基本に立ち返ること、そして体のメンテナンスの大切さを改めて実感した一日でした。