8月1回目のお稽古「新娘道成寺」「狂詩的ミューズ」

この記事は約3分で読めます。

📷 画像はクリック/タップで拡大できます。

8/4 8月1回目のY先生のお稽古に行ってきました。

今日のお稽古で見ていただいたのは、三絃は「新娘道成寺」、箏は吉崎克彦作曲「狂詩的ミューズ」です。

お稽古曲

前回は「ながらの春」の前歌と手事を見ていただき、後歌はまだ残っていますが、生徒さんから「新娘道成寺(宮城譜)をやりたい」とリクエストがあり、今回はそちらを優先して見ていただきました。

「新娘道成寺」は菊の楽譜では一度習っているものの、歌い回しが大きく異なるため、一から勉強し直しです。特に最初の「最も緩徐に」の5行は音程の変化が細かく、拍を取るのが難しく感じました。

箏のほうは、1人1パートで演奏する勉強会に向けた曲探し。
過去に1人で弾いた曲をいくつか候補に挙げて、実際に弾いてみながら「今の私が直感で弾きたい」と感じる曲を選ぶことにしました(写真参照)。

お稽古曲候補

「雪舞」は、以前友人の演奏会で聴いてとても印象に残ったので候補に入れましたが、初挑戦になるため今回は見送り。次の機会にじっくり取り組みたいと思います。

数年前に強い想いを込めて練習した曲も、今の私にはなぜか心も手も動かず…。
そんな中で最終的に選んだのは「狂詩的ミューズ」。
大学4年の最後のフェアウェル・コンサート(部内発表)で演奏した、思い出深い一曲です。

あのときは定演終了後、残り2ヶ月で仕上げなければならず、十七絃の後輩や尺八の先輩と何度も練習を重ねました。
先生のご指導はほとんどなく、自分たちでCDを聴きながら、手探りでなんとか完成させた一曲です。

今は、その吉崎先生の直門であるY先生に習っているご縁もあり、「この曲をいつかきちんと見ていただきたい」と、思っていました。
当時はただ力任せに、機械的に激しく弾いていただけでしたが、今はもう少し緩急をつけて、音に幅をもたせられるようになりたいと思っています。

これまで私がいた環境では、演奏会で曲を希望したり、誰もが好きな曲を1人1パートで演奏できるような機会はありませんでした。
受け身でいることが当たり前になっていたため、Y先生に「何か弾きたい曲はありますか?」と聞かれても、すぐには思いつきません。
自分のレパートリーもまだ限られていて、さまざまな作曲家の作品に触れる機会も少なく、知識も乏しいと感じています。

だからこそ、今の社中のように、自分のやりたい曲を自由に選び、その思いを先生がまっすぐに受け止めてくださる環境はとても新鮮でありがたいです。
やりたい曲を自分のペースで自由に学んでいける、そんな教室に身を置く中で、
「私は何がしたいのだろう」と、ようやく自分の心に問いかけられるようになってきました。

三絃「新娘道成寺」(前歌本調子)

「細かい歌なのに、よく短期間で付けてきたね!」と、先生から嬉しいお言葉をいただきました。

高音がきれいにポンと出ず、音程が不安定だったのは自分でも分かっていましたが、先生はあえてその点には触れませんでした。
「たなかさんはその辺、自分で分かっているだろう」という信頼の表れなのだと思います。
逆に、自分では気づけなかったことを的確にご指摘いただきました。

今日いただいた主なアドバイス:

・手と歌のスピードが合っていない(手が急いている)
 →「ン」をきちんと取る。歌に合わせて手を入れる意識を持つこと。

・ハジキのあとのバチさばき
 →すこし伸びているので歯切れよく。

・スクイ
 →しっかりと親指で押さえて胴に留める。すくい上げる直前に薬指ですっと糸をすり抜ける。
 →手首は使わない。手の中でコントロールすること。

2ページをじっくりと

楽譜のあちこちに、「慌てない」「落ち着いて」と、自分に言い聞かせるように書き込みました。
何度も言われていることなのですが…。焦らず、ていねいに積み上げていきたいと思います。

箏「狂詩的ミューズ」

箏ソロの前まで、講習形式で強弱のつけ方など、細やかなアドバイスをいただきました。
実はこの土日で、約20年ぶりに譜読みをしたばかりだったのですが…
思っていたよりも指が覚えていて、自分でもびっくり。

「少しずつ、ゆっくり、良い演奏になるよう一緒に頑張りましょうね」
そんな優しいお言葉を先生からいただき、とても励みになりました。