数年、クローゼットに眠っていた胡弓とバイオリンを、新しいオーナーさんへ託しました。

ずっと「いつかまた弾くかもしれない」と思いながら保管していましたが、
ケースに入ったままの楽器を見るたび、
少し気持ちが重くなっていたのも事実です。
胡弓は特に、皮が破れてしまうと、
ますます弾く機会が遠のいてしまいます。
楽器は生き物。
眠ったまま保管されるより、
新しい演奏者のもとで音を出してもらう方が、
楽器にとって幸せなのかもしれないと思い、
皮が破れる前に引き渡すことにしました。

引き渡す前に、久しぶりに胡弓を出してみました。
けれど、弓の毛をどう結んでいたのかも、
一瞬わからなくなっていて、
時間の流れを感じました。

実際に弾いてみても、
以前のようなスムーズさは戻っておらず、
「長い間眠らせてしまっていたんだなぁ」と思いました。
バイオリンも、体への負担を感じるようになり、次第に弾かなくなっていました。
少し寂しさもありますが、
またどこかで音を響かせてもらえたら嬉しく思います。
私は、使わないものを抱え込むより、
必要な場所へ循環させたいタイプです。
物が多い暮らしはあまり得意ではなく、
必要になれば、その時また迎えればいい。
最近は、そう思っています。
以前、十七絃を託した時も、
新しいご縁や出会いがありました。
手放すことは終わりではなく、
次へ繋がっていくことなのかもしれません。
十七絃の「さくらちゃん」も、
今は新しい場所で元気に活躍しているそうです。
▼胡弓とバイオリンの動画あり
ウクレレ(ソプラノ)は最近はほとんど弾いていませんが、
気軽に触れられそうな楽器なので、
そのまま置いてあります。

