猫ちゃん柄と新しいスタート

この記事は約2分で読めます。

📷 画像はクリック/タップで拡大できます。

先日、私の教室に通ってくださって丸10年になる生徒さんから、猫ちゃん柄の胴板をいただきました。

5年ほど皮が破れたまま放置していた演奏会用のお三味線。
いただいた猫ちゃん胴板を早く付けたくて、予定より早く修理に出すことにしました。

皮を張り替える前に中を覗いてみると、裏皮には「H19.9.30」、表皮には「H24.10.11」と、張った日付が書かれていました。

三味線裏皮のメモ
裏皮のメモ(H19.9.30)
三味線表皮のメモ
表皮のメモ(H24.10.11)

表皮はこれまで2回ほど破れて修理をしましたが、裏皮は平成19年からなんと18年間も破れず、購入時のまま!本当によく頑張ってくれました。

この三味線を購入したのは、30歳を過ぎたばかりの頃。
名取になるために必要な最初の試験を受ける前の、まさに下積みの時期でした。
右も左も分からない中で懸命に練習し、舞台に立ち、私の歩みをともに支えてくれた大切な相棒です。

そして修理に出してから約1週間。胴が戻ってきました。
いただいた猫ちゃん胴板を早速付けてみると、かわいさ倍増。
ちなみに、胴掛けはうさぎ柄です。

ねこの胴板

さらに、家で練習用として長年使っている並紅木の三味線にも少し手を入れました。
こちらは23歳のときからの相棒。
2年前に胴掛けを新調したものの、夏場の暑さで肘を置く部分がベタつくようになり、今回また新調しました。選んだのは…なんと猫ちゃん柄!

ねこの胴かけ
かわいい・・

胴掛けなどのアクセサリーを変えるだけで、いつもの三味線がガラリとイメチェン。
気分も上がります!

三味線とともに歩んできた年月。
新しい皮、新しい胴掛けとともに、私もまた新しい一歩を踏み出します。

生まれ変わったお三味線を演奏会でまた大切に使っていきたいです。