9月1回目のお稽古「遊廓」「狂詩的ミューズ」

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9/2 9月1回目のY先生のお稽古に行ってきました。

この日のちょうど1年前に入院し、9/3に手術をしました。

傷はまだ残っていて、ときどきお腹が痙ることもありますが、こうして元気に過ごせていることに感謝しています。

それにしても、9月に入ってもまだまだ暑いですね。
昨年の今頃って、こんなに暑かったでしょうか。

入院の日の夜に、楽しいLINEで励ましてくださった年配の生徒さんは、今は下駄骨折されて全治3ヶ月でお休み中。他にも、この暑さで体調を崩された方が何人かいらっしゃいます。
このブログを読まれている皆さまも、どうぞ無理をなさらず、ご自愛くださいね。

三絃「遊廓」(小田誠作曲)

本日のお稽古は合同練習付きでした。
十七絃の方と私の2枠を取っていただき、最初と最後を個人レッスン、その間を合同練習という流れです。

今日は、箏・十七絃・三絃の3人で初めて合奏しました。
まず最後まで通してから、その後少しずつ区切りながら練習。

先生と十七絃の方は吉崎先生にも師事されているOSAKA箏派のメンバーで、舞台経験豊富なとても上手な方々。その中に飛び込んで勉強させていただきました。

三絃パート譜だけを見て拍を取っているつもりでも、実際にはどこでどの音が入るのか頭に入っていませんでした。
先生からのちょっとしたアドバイスで、周りの音を聴いて息を合わせようと意識するだけで、音楽がぐっと良くなったのを実感。

来月の合同練習では、他のパートも理解して、より良い曲に仕上げていきたいと思います。

「遊廓」は、12月に行われる勉強会での十七絃の方のリクエスト曲です。
三絃は弾きづらい部分が多く、なかなか弾ける人が見つからないそうですが、「引き受けてくれて合奏できて楽しかった」と言っていただけて本当に嬉しかったです。

久しぶりに人前で三絃を一人で弾くので、今からドキドキです。
でも、楽しい合奏になるよう、頑張ります。

まだ完璧には弾けないところも多いですが、先生からは「本当によく練習できてるよ」とフォローをいただきました。
先生は本当に褒め上手で、いつもその言葉に励まされています。

箏「狂詩的ミューズ」(吉崎克彦作曲)

合同練習のあとは、私の個人レッスン。
勉強会にリクエストしたのは「狂詩的ミューズ」です。
なぜこの曲を選んだかは、過去の記事に書いた通り、部活で最後に弾いた思い出の曲だからです。

でも今あらためて向き合うと、各パート高度な技術と表現力を必要とする難曲で、果たして選曲は正解だったのか…と思うほど。
しかも、尺八担当のI先輩とはぶっつけ本番という状況で、さらにドキドキです。

先生からは、「大きな音を出すとき、肩から手を硬直させて力を入れるのではなく、お腹(体幹)から弾く感覚を身につければ、手に力を入れなくてもラクに良い音が出せる」と教えていただきました。
今、その感覚を勉強中です。

合奏はまだまだ先だろうと思い、これまで通しで練習していませんでしたが、先生から「合奏したらどんな感じがつかめるよ」と言われ、そのまま合奏稽古に。
先生の十七絃は本当にかっこよく、その音に引っ張られながら必死に食らいつきました。

1年の節目に

1年前は病院のベッドにいた私が、今こうして音楽に向き合い、合奏できている。
あらためて、そのありがたさを感じた一日でした。