7月の演奏会に向けて~はじめての下合わせ~

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今日は『宙~SORA』(江戸信吾作曲)の初めての下合わせがありました。
私は1箏を担当します。

3月に1箏・2箏両方をさらっとお稽古で見ていただきましたが、これまで弾いたことのない、不思議な雰囲気を持った曲。
裏拍や変拍子が多くて、大勢で合奏するのはなかなか難しそうだな…と感じていました。

こんな感じの曲です(Youtubeより

家で1箏だけを弾いていると、似たようなフレーズが続いて、どうしても全体のイメージがつかめず、もやもや…。

さらに、1箏には私の苦手な「人差し指と親指のシャン」が何ページも連続して出てきます。
これは、ただ同じ音を繰り返すのではなく、メロディとして大切な役割を担うフレーズ。
アクセントをつけようとすると、つい人差し指に力が入りすぎてしまって、軽やかに動かせません。繰り返すうちに指が疲れて、だんだんきれいな音が出せなくなってしまうのも、悩みのひとつでした。

そんな中で迎えた、今日の初合奏。(出席14名)

「まずは止まらずに最後まで通してみましょう」と先生の声かけで、いよいよスタート。

リズムが合わなかったり、ずれてしまうところもありましたが、なんとか最後まで弾き切ったあと、先生が「初めてにしては上出来よ!」と笑顔で言ってくださって、ほっとひと安心😊

その後は「さらに良くなるように」と、合いにくかった箇所を中心に、パートごとにアドバイスをしてくださいました。

たとえば…

「ここはキラッと☆」

「ここはちょっとジャズ風に」

「ここはふわっとね」

そんなふうに、音のイメージをやさしい言葉で伝えてくださる先生。
たったひと言なのに、そのあと弾いてみると、音がふっと変わるんです。

先生の“魔法の言葉”で音が引き締まり、全体がひとつになっていく感覚…。

「合奏って、すごいなぁ」と改めて感じました。

休憩をはさんで、15時から尺八の先生(私の部活の大先輩)と一緒に、箏と尺八の合奏練習へ。

13時から始まって、練習が終わったのは16時頃。
先生からのアドバイスがとにかくたくさんあって、気づけば楽譜は書き込みでびっしりに。帰宅してから、走り書きのメモを清書するのがひと仕事でした。

今日の練習で、ようやく少しだけ『宙~SORA』に近づけた気がします。
「今日これだけ良くなったから、あと2回の下合わせで、もっと良くなるよ!」

先生のその一言に背中を押されながら、
この曲がどんなふうに育っていくのか、これからがとても楽しみです。

よろしければ、ぜひ演奏会に聴きに来てくださいね♪

豊中三曲演奏会チラシ

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